秋季キャンプ in 安芸
秋季キャンプも今日から後半。
連日好調ぶりを伝えられる濱中選手ですが、この目でその様子を確かめたいと安芸に行ってきました。
練習開始の少し前に到着したのですが、休日ともあって、球場前の駐車場はすでに満杯。少し離れたところに誘導され、そこから球場へと歩きました。
球場に着くと、選手はもうメイングラウンドに全員集まっていて練習前のミーティング中。
そしてすぐにアップが始まりました。
久しぶりに見る濱中選手。11月とは思えない日差し、陽気の中での練習でしたが、サングラスはせず、黒いウインドブレーカーを着ての練習でした。
アップの間は関本選手とペアを組んでランニングしたりストレッチしたり・・・
連日の練習で疲れもたまっているかと思っていたのですが、昨日の休日で十分休養できたのか体は軽そうでした。
アップを終えた濱中選手は、鳥谷選手や関本選手と並んで談笑しながら歩いてホームベースの後ろへ。
次はベースランニングです。二塁打を打ったという想定でまずは2塁へ。そして二塁からは三塁を回ったところで一度打球の行方を確認して本塁へ・・・これが2セット。
ベースランニングを終えるといったんベンチに戻り、グラブを持って再び外野の芝生の上に。
藤原選手を相手にキャッチボール開始。
思い起こせば、9ヶ月前の安芸ではキャッチボールが始まるとすみの方でトレーナーさんを相手にキャッチボールしていましたが、今や他の選手とともに普通にキャッチボールをしていて、この9ヶ月間でいかに濱中選手が復調しているかがよく分かります。
キャッチボールを続けていた濱中選手が、キャッチボールを終えようと少しずつ距離を縮めていると、後ろから大きな声が・・・
「ハマ!」・・・振り返ると島野コーチと吉竹コーチが・・・
「え?終わっちゃダメなの?」って怪訝な表情でどうしていいのか迷っていた濱中選手ですが、結局外野で二人のコーチに挟まれてフリー打撃の守備につきました。
右に島野コーチ、左に吉竹コーチが腕を組み、なんだか居心地の悪そうな濱中選手は、そのうち、そっとその場を離れてライトの守備位置に移動しました(笑)
フリーバッティングでは、守備についてもなかなか打球が飛んでこないことが多いのですが、この日は左打者がケージに入っていたこともあり、良く打球が飛んできました。
右へ左へとボールを追いかける濱中選手。実戦さながらにフェンス際のクッションボールを処理したり、背走してフェンス直前でボールをキャッチしたり、逆に浅いフライに全力でダッシュしてキャッチしたり・・・
守備をテーマに掲げたキャンプさながらの練習風景となりました。
順番が回ってきたのか守備を切り上げた濱中選手は、ベンチに戻りバットを持ってバックネット前へ。
そこでティーバッティングを始めるかと思ったら、そのまま一塁ベンチ前に移動。関本選手とペアを組んでマシン相手にバント練習。
普段、バントすることのない濱中選手でしたのでバント練習なんかしないだろうと思っていたのですが、どうやらコーチに指示されての練習だったようでした。途中、バントに飽きてバットを構えてスイングしちゃったのですが、すぐにコーチから「こらぁ」って声が飛んできて濱中選手も苦笑いで、すぐにバント練習に戻っていました(笑)。
バント練習を終えるとティーバッティング。
関本選手と二人、2列に並んで、濱中選手は一塁側に陣取ってティーバッティング開始。お相手はバッティング投手。
いつにも増して多くの数をこなしていて、ちょっとびっくりしました。最近の好調ぶりの原因はこの辺りにあるんでしょうね。
そしてそのまま、フリーバッティングに・・・
今回のキャンプ見学で一番楽しみにしていたのはこのフリーバッティングでもあります。バッティングの好調ぶり、新しいフォーム、そしてそれによる打球の角度や飛距離の変化・・・見たいことが目白押しでした。
まずは左投げの清原投手のケージに入った濱中選手。正田コーチや平田コーチが見守る中でフリーバッティングが開始されました。
いつものようにまずはバント、そしてバスターを済ませて、スイング開始。
・・・あれ?ボールがあまり上がりません。フェンス越えも数えるほど。ボールは低い軌道で右へ左へ。
報道を聞いてレフトスタンドへポンポン放り込んでいるイメージがあったのでちょっと拍子抜けです。
うーん、調子悪いのかなぁ・・・なんてちょっとがっかりしながら見ていると左投手相手のフリーバッティングは終了。
右投げの山崎投手のケージへと移動しました。
ここでも最初は低い弾道の打球が多かったんです。
「あんまりホームランが見られないなぁ」って思っていたら、そのうちインコース気味のボールで、濱中選手がバットを折ってしまったんです。
仕方なく、練習用のいつもの赤いバットに持ち替えてから・・・

びっくりしました、ここからの濱中選手のバッティング。ホントに振れば振るだけフェンスオーバー。
挙げ句はレフトの上に張られたフェンスまで越えて、場外になる打球も・・・
球場中から「ほー」「わー」「違うなぁ・・・」と感嘆の溜息交じりの声が聞こえていました。
やっぱり打撃、絶好調なんですねぇ。もう体には全然力が入ってる感じはなくて、ただ振り抜くだけでフェンスオーバーなんです。
この飛距離は天性のものなんでしょうね。
この目でその好調ぶり、しっかり見せて貰いました!
これで、午前中の練習は終了。時計の針は12時35分。選手達はみんなダッグアウトに引っ込んでランチタイムです。
僕も売店で昼食を買って、食べたのですが、そうこうしてるとすぐに選手達が出てきました。なんと時間は12時50分。結局選手達のお昼休みは15分だけです。
濱中選手もグラブを片手に出てきました。午後はどうやら特守のようです。まずは三塁側ベンチ前でキャッチボール開始。軽くキャッチボールを終えると、高橋選手、赤松選手、庄田選手とともにライトの守備位置に。
そこでノック開始です。
まずはほぼ定位置まで飛んできたボールをキャッチして、そのままノーバウンドでバックホーム。他の選手と混じって投げる濱中選手のボールもノーバウンドでちゃんと届いていました。まだとってから投げるまでを慎重に時間をかけていましたが、その投球距離やコントロールは他の選手と遜色のないレベルでした。
続いて、浅いゴロをダッシュして捕って、ワンバウンドのバックホームの練習。ここでは濱中選手は捕ってから送球にいたる動作を素早く行い、速やかに返球していました。一連の動きには全く無駄がありません。
返球の練習が何本か繰り返されましたが、いずれも問題なくこなしていて、肩の順調な回復ぶりがうかがえました。
その後は前後左右へと走り回る外野ノック。途中、背走して大きなフライを捕ろうとした濱中選手が一瞬打球を見失って左右に迷走して何とか打球をキャッチしたことがあったのですが、コーチからはすぐに「おいおい!」と突っ込みが入っていました。
そしてノック終了。そのまま守備位置に残って、特打を行っている鳥谷選手や林選手の打球を追いかけていました。
鳥谷選手、林選手はいずれも鋭い打球をライトに打ち込んでいて、多くの打球が頭上遥か上を越えていったりしていましたが、ライン際のボールを処理したり、背走してフェンス前でボールをキャッチしたりといい練習になっていました。
守備練習を終えた濱中選手はベンチに戻り上着を脱ぐと、アンダーシャツのみとなりいつもの赤いSSKのカバンを肩にするとメイングラウンドを後にしてサブグラウンドへと向かいました。
サブグラウンドでは福田トレーニングコーチが用意していた小さなハードルを1歩ずつの歩幅で走り抜けるランニング練習を数本行い、今日の野外練習は終わり。室内練習場へと姿を消しました。
こうやって振り返ってみると野外練習の時間のうち、大半を守備練習に費やしておりやはり守備がテーマのキャンプだと言うことが分かります。それでも、フリーバッティングでのあの飛距離は更なる濱中選手の成長を思わせるものですし、ランニングでの軽やかな足取りや練習の合間にふと見せる笑顔などは充実した毎日を想像させるに十分なものでした。
残り少しとなった秋季キャンプですが、最後まで怪我無くこのまま好調を維持して頑張って欲しいですね!
