雨のアイビースタジアム
10日から宮崎で開催されているフェニックス・リーグ。
濱中選手も満塁本塁打を打つなど、大活躍の様子が伝わってきています。
でも濱中選手がフェニックス・リーグにいるのは15日まで・・・それ以降は甲子園に戻って一軍の練習に合流する予定となっていました。
その前に1試合だけでもいいからフェニックス・リーグでの濱中選手を見に行きたいと思いつつ、いくつかの問題がありました。
宮崎は遠いですから行くとしたら飛行機・・・。
しかも天気予報は雨。もし中止になったりしたら・・・。
どうしようか、かなり迷いました。
でも行かずに後悔するくらいなら行って後悔しようと思い、決断しました!
朝早くに伊丹空港を出ていざ宮崎へ!
飛行機内には関西から取材に行くと思われるテレビクルーが何人も乗っていました。みんなタイガースの取材に行ってるようでした。
いよいよ飛行機が、宮崎空港に着陸という時になっても外は雨。かなり強く雨が降っていました。取材陣達も口々に「どうする?雨だよ。もしかしたら巨人の練習見てこいって言われる可能性もあるぞ!」などと慌てふためいていました。
取り敢えず空港から宮崎駅に電車で移動しても大雨。
タクシーで開催地である生目の杜運動公園にあるアイビースタジアムに向かいましたが、球場についても大雨。
「こりゃあダメだなあ」
と思いながらも球場周囲を回っていると選手は球場に入っていましたし、球場周囲には多数のファンも待っていました。
スタンドがまもなく解放され、球場内に入りましたが、グラウンドは水たまりだらけでとても使い物になりそうもありません。
雨は降り続いていましたし、空も暗く、厚い雲が覆っていましたのでこの時点で試合はあきらめました。

ベンチにいる濱中選手を少しでも写真に納めようと、ファンの大部分が屋根のある席にいるのに、一人、タイガースベンチが見えるところに陣取って傘を差しながらじっとカメラを構えていました。
でもなかなか濱中選手の姿は見られません。他の若手選手はベンチを行ったり来たりしているのですが、濱中選手をはじめとする一軍選手の姿はほとんど見られません。
どれくらい待ったでしょうか。
突然、濱中選手が現れました。
アンダーシャツ姿で現れた濱中選手は、一旦ベンチに腰をかけしばらく林選手と話していましたが、やおら立ち上がると手すりに手をかけ空を見上げて雲行きを確認していました。その視線の先にはもちろん厚い雲があり、空からは止むことのない強い雨が降り続いていました。
空模様を確認すると濱中選手はすぐにまたベンチ裏へ。
まぁ、一目濱中選手も見られたし良しとしようかと自分で自分に言い聞かせていたとき・・・急に雨が小降りになりました。
そして少し空が明るくなったとき、場内にアナウンスが流れました。
「ご覧のような空模様ですので、試合開始時間を遅らせて試合開始の予定です」
驚きました。雨が止みつつあるとは言え、グラウンドはぐちゃぐちゃでとても試合が出来るような状況には見えなかったのです。
それでも試合が見られるのならと、奇跡のようなアナウンスに喜んでいました。

するとベンチに濱中選手がユニフォーム姿で現れました。
しばらく藤本選手と話し込んで、またグラウンドの状況を確認していました。他の選手も続々と集合し、選手の中にはグラウンドに出てアップを始める選手も出てきました。
ところが、その瞬間・・・
再び大粒の雨が一斉に降り始めました。
そして中止決定・・・
場内に中止を告げるアナウンスが虚しく響き渡りました。
仕方ないなぁと言う苦笑いで濱中選手達はグラウンドを後にしていました。
選手は球場を離れるとそのまま、室内練習場へ。
他では室内練習場の中の様子は見られないのが普通ですが、ここアイビースタジアムではなんと入り口の部分がわずかにあいていて、ここから遠目にわずかながら内部の様子を見ることが出来ました。
選手達は幾つかのブロックに別れて練習を行っていましたが、濱中選手はちょうど入り口とは対角線上に真反対の場所で関本選手と交代でフリーバッティングを行っていました。
その様子、遠くて鮮明ではありませんが何とか撮影することが出来ました。
いい当たりを連発していましたよ。
そして練習は終了。
これで終わりかと思ったのですが、報道陣の様子がおかしいのです。
何だろうと耳を澄ませると「明日は一軍残留?」などと聞こえてきます。
一軍選手は室内練習場を出るとタクシーに乗り込んだのですが、ちょうど通りかかった濱中選手に声をかけて「明日は残留ですか?」とお聞きすると、「はい!残留になりました」と教えて下さいました。
思わず濱中選手に「僕も残りますんで、頑張って下さい~」と即答してしまいました(笑)
と言うわけで、日帰りのはずの宮崎遠征は急遽、一泊に変更となったのでした。